ギボンカップ2015 四万十大会が開催!男子は木下が初優勝 女子は福田が優勝!
2015.06.14
去る6月13日、スラックラインのシリーズ戦大会、ギボンカップが高知県・四万十「かわらっこ」で盛況に開催されました。
このギボンカップは日本においてスラックライン唯一のスラックラインシリーズ戦大会であり、今年で6回目を迎えるJSFed(日本スラックライン連盟)及びWSFed(世界スラックライン連盟)の公式大会でもあります。
16名で行われた今回は四万十川を擁するキャンプ場「かわらっこ」で開催、地元のイベントとも併催されました。そして途中雨に見舞われたものの、選手たちの集中力は切れることなく、素晴らしい演技をで見に来たお客さんを湧かせていました。
男子は前回の東京大会に続き、今季好調の田中、木下が初戦から高さと難易度の高い演技を魅せてくると、他の選手も刺激を受けて、どんどんエスカレート、雨の中とは思えない白熱した演技の応酬となった。
ギボンカップを転戦する選手たちにとって四万十は特別な場所。選手たちは今回も毎年恒例の雨に見舞われるものの暖かいサポートで大会を支える地元スタッフの方に癒されていました。
まず男子の田中と木下が高さと完成度のあるコンボトリックで盛り上げると一気に会場はヒートアップ。
セミファイナルでは怪しかった天気から本格的に雨が降り出して、マットはツルツルの状態。ジャッジはこれ以上の天候悪化による競技の継続が難しくなることを考慮。
時間短縮かそのまま続行かの選択を選手に問いかけた結果、そのまま続行で進行された。
徐々に激しくなる雨にもまけず、選手たちは競技に集中したが、普段にはない状況に戸惑うしぐさも多く見られた。
濡れたラインでは普段は余裕でできるはずのスプリットも滑りが悪くなってやりずらくなっていたりするなど、普段できる技がやりずらく感じる姿もいくつか見られた。
普段から屋外で練習しているメンバーにとっては、普段通りといった様子の選手もあり普段の練習環境がアドバンテージとなった大会となっていた。
そんな中でも注目なのは地元からのエントリーだ。。今回は四万十大会はでほぼ常連の○○と初参戦の○○、○○選手。
四国でのシーンを支える3人の演技はに地元からの応援に支えられながら、遠方からのエントリーの選手にその存在感を出していた。
競技中盤、河合と木下の対戦では、木下のプレッシャーに翻弄された河合が競技途中、右手を体に入れながら転倒で捻挫負傷で一時競技は中断されたが、
河合は集中力で競技を開始、落ち着いた演技で負傷前とは別人のようにトリックを操出して、見事3位を獲得した。
また、毎年恒例?!注目の田中家の親子対決ではトリックの完成度とバリエーションで圧倒的に優位に立った息子輝人に対して、まだ未完成に見えるバックバナーを果敢に挑戦する
姿には会場がひときわ盛り上がったのが印象的だった。
女子は、これまで常勝の福田が苦しめられるシーンが見られ、これまでの大会にはない雰囲気が印象的だった。
2014年度世界ランキング1位の須藤はこれまでのトリックに完璧な完成度とコンボと気迫で、会場の流れを自分のものとしていった
また、同じく栃木から参戦の岡田も完成度の高いスピンとコンボで福田にプレッシャーをかけた。
だが福田はこれに屈しなかった。世界での戦いで身に着けたダビングの全くないスタイルに加え、1 ON 1 での応酬におけるプレッシャーへの対応は冷静でゆるぎないものであった。
キレのあるグラブを見せる松本レイ選手。
愛媛からのエントリーの藤原選手。
地元四万十からのエントリー小島選手。
岡山からのエントリーの高校生 小宮山選手。
愛知からのエントリー、外村選手のスタイリッシュなグラブ。
中村選手は先週アメリカの大会から帰って来たばかり。
今シーズン絶好調の田中選手は前回に引き続いて2位。
愛知から参戦の波多野選手はプライベートではヨガもこなす。
大会初優勝の木下選手。成長著しい彼の7月のドイツでの大会での活躍が楽しみになってきた。
四万十大会は初参戦で優勝を手にした福田選手。
今回の大会を支えて頂きました四万十市、スポンサーの皆様、会場を提供していただい四万十カヌーとキャンプの里 かわらっこ、スタッフの皆様本当にありがとうございました。
これからもギボンスラックラインはスラックラインの魅力を伝えてまいりますので、よろしくお願い致します。