福田 恭巳 — 女子世界ランク1位、 メディアでも話題急騰中のスラックラインライダー

福田 恭巳 (Yukimi)

10月の日本オープンに続けて11月の愛知大会でも優勝を果たし、現在、国内大会4連覇中。WSFed女子世界ランキング、JSFed日本ランキングともに堂々の1位。2012年のdocomo XperiaのCMへの出演をはじめ、数々のテレビ番組にも出演し話題急騰中のスラックラインライダー。

―― スラックラインを始めたきっかけは?

Yukimi もともと高校の時にクライミングをしていて、スラックラインはクライマーがザイルを使って綱渡りで遊んでいたっていうのが発祥と言われているのですけど、その繋がりもあって自分がバイトをしていたクライミングジムでスラックラインを週2回やることになりました。それで、「スラックラインって何なんだろう」ってことになって実際にやってみたのがきっかけです。

―― 大会に出始めたのはいつ頃から?

Yukimi スラックラインを始めて半年くらいで第1回の日本オープンをやるよという話になり、面白そうだし出てみようってことになりました。その時はまだ高校生だったので、部活でクライミングをやりながら週に1回スラックラインをやっている程度でした。

―― ということはもうスラックラインを始めて5年近く経つのですね。

Yukimi 今4年目です。初めて半年で第1回大会があり、今年は第4回大会がありました。

―― 大会といえばワールドカップに出て2位になったという話ですけど、日本と世界との違いなどありましたか?

Yukimi その時1位になったメリッサというアメリカ人がいるのですけど、日本の女の子ともそうだし、日本の男の人にも引けを取らないくらいすごくうまかったです。技術的にも全然違うし、乗り方とかも全然違いました。日本はワンパターンじゃないけどそう感じるところもあるかなって思っていたので、海外の選手は違っていて面白かったしびっくりしました。

―― スラックラインって自分で考えた技が世界に広まっていくということもあると聞きました。

Yukimi 自分はオリジナルの技はないですけど、ガッパイさんとか93(キューサン)さんとか、今でも流行っている技を考えて世界に発信した日本人もいます。そういう意味では歴史が浅いといえば浅いし、でもまだまだ可能性があるスポーツだと思っています。

―― 選手の人はいろいろな職業の人がいるとか?学生とか、社会人とか。

Yukimi 本当に今は子供とか大人…っていうか80歳くらいのおじいちゃんまでいろんな人がいます。子供やおじいちゃんだと大会みたいに高い位置にラインを張ってやるのは難しいけど、ひざ下くらいに低くラインを張ってバランスを取るのもスラックラインなので、そういうのだったら安全にできますし、やってる人もいます。

―― そういう人たちがスラックラインをやるとしたらまず何をすればいいですか?

Yukimi まずは本当に初めてやるなら、こういう環境を作るのが大変だと思うので、スラックラインの置いてあるジムとかに行ってもらったりです。フィットネスジムとかでもできるし、あとはやっぱりスラックラインを買ってもらうとか。スラックラックっていうラインを張ってあるもの、屋外でも室内でも置くだけでスラックラインを楽しめるスラックラックというものを買ってもらったり、そういうのが置いてあるところに行ってやってもらうのがいいと思います。

―― でも買う前に試してみたいですよね。

Yukimi スラックラインのジムっていうのが都内だと浅草と西荻窪に、神戸だとクロニックっていうジムがあります。体験はお金がかかっちゃうかもしれないけどインストラクターがちゃんといて気軽に初めての人でも行けるし、フィットネスジムとかでも置いてあるところはあるのでそういうところに行ってもらったり。後はイベントとかになるのかな?大会の体験会とか。大会に見に来てもらうのもいいし、大会とかイベントとかやるときは体験会もやります。キャンプだったりヨガだったり、あとは子供向けの児童館とかそういうところでもイベントや体験会をやっているので、そういう情報をキャッチしてほしいです。

―― 公園とかでもやっているとか。

Yukimi 東京だと限られちゃうけど、公園でもスラックラインできるので、そういうところでやってる人を見つけたりするのもいいです。そういう情報はtwitterなんかにもあるので一緒にやらせてもらうこともできるかも。

―― お勧めのラインとかありますか?

Yukimi ギボンのX13のサーフが乗りやすい。やっぱりオリジナルだし、質も良くてすごい跳ねるライン。普通にどこのメーカーのラインと比べてもX13のサーフが乗りやすいし、やっぱりこれがいいなと思います。練習するのにも良いラインです。愛用しています。

―― 最後にこのインタビューを見てくれた人に一言。

Yukimi とりあえずスラックラインを一回やってみてほしいってのがありますよね。

―― 実際やってみないとわかりませんからね。

Yukimi そうです。この面白さは実際やってみないとわからないです。一回やってみてほしいです。

―― ありがとうございました。

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