ジャパンライダー田中輝がドイツTV 「スーパーキッズに出演しました!

ギボンジャパンライダー田中輝登がドイツTV 「スーパーキッズ」に出演しました!

内容は3歳から14歳までのキッズ36名がそれぞれの特技を披露。ファイナルステージに進む3名の枠を競い、その3名で最優秀キッズを選ぶというもの。スラックラインのほかにはスケートボード、ポールダンス、歌、ルービックキューブ、マジックなど様々な特技を持ったキッズが世界中から集結し、それぞれのスタイルで審査員や会場を沸かせていました。
結果、輝登はファイナルには進めなかったものの、ドイツの人気番組での堂々たる演技を終えた輝登は、自分の新たなスタイルに手ごたえを感じたようだった。

この9月、ようやく番組がドイツでオンエアされ好評だったこの「スーパーキッズ」。日本でのオンエアの予定は今のところないが、この撮影に遠征した田中輝登本人とその父でもあり、この遠征に同行した田中健雄氏に今回の撮影について聞いてみた。

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【父・田中健雄氏】
Q1.競技としてのスラックラインではなく、エンターテインメントTVでのスラックラインに触れた感想はいかがですか?

A1.今回のSuperKidsShowへの出演は、輝登にとっても、スラックライン界にとっても非常に意義のあるものだったのではないでしょうか。

国内でもスラックラインを題材としたメディア露出は増えましたが、まだまだスラックラインの紹介、芸人やタレントの体験といった趣旨のものが多いと感じています。

今回のShowでは、スラックラインを一つのエンターテインメントとして楽曲との融合をはかり、まるでフィギュアスケートのように観客に演技を観ていただくというものでした。
今回のShowでは、その可能性を見た気がします。

 スタジオでは、本国GIBBON社のCEOであるRobertとも話す機会があり「GIBBON社はトップアスリートを育成するのが目的ではなく、観客を魅了することの出来るライダーを育てたい」と言っていた事が印象的でした。

Q2.エンターティナー輝登についてコメントありますか?
A2.輝登にはGIBBON CUP山梨のひと月くらい前から一貫して言い続け、今回のShowに際しても言い続けたことがあります。それは「観客が君を応援したくなる様に!」。

 彼は今、中学2年生と難しい年頃で、笑顔も苦手、目立ちたいけど目立ちたくない、判っているけど親に言われたくない!その気持ちが日々伝わってきます。

でも、彼にはGIBBON JAPANのプロライダーとしての義務があると思います。プロは“プロを演じる”ことも必要「観客が君を応援したくなる様に!」
これからも父親として、そしていち輝登ファンとして、支え、応援していきたいと思います。
皆様引き続きご指導のほど宜しくお願い致します。

【田中輝登】
Q1.行く前の気持ちとショーが終わってからの気持ちの変化はありましたか?

A1.正直最初は乗り気ではありませんでした。でも、周りの人に「テルトはパフォーマンス力がない」と言われていたので、パフォーマンス力をつけるための修行だと思って行きました。ショーが終わって動画を見せてもらった時に、これまでとは全然違うライディングができていたので、心の底から行って良かったと思いました。

Q2.ショーに出演した何を学びましたか?
A2.たくさん学んだことはありましたが、その中でも「アピールすることの大切さ」ということを一番学ばせてもらったと思います。
これまでの日本の大会では「勝つ」という言葉しか頭にありませんでした。でも今回のショーでは「アピール」ということを大切にパフォーマンスしました。するとお客さんが立って拍手をしてくれたので「アピール」は必要なんだと実感しました。
今、大会で試合に出るときの僕の頭の中には「勝つ」「アピール」という言葉があります。

Q3動画では緊張しているようには見えなかったけど、実際はどうでしたか??
A3.本番のスタジオに入るまでは緊張していたと思うけど、スタジオに入ってからは凄く自分でも集中できていたので緊張はあまりしていませんでした。
それに、前にお父さんから「緊張しそうになったら、みんなをジャガイモだと思う」という方法を教えてもらっていたので、僕はジャガイモにショーを観てもらっているつもりになっていたのかも。笑。

Q4.ショーの出来は自己採点で何点?
A4.50点です。
理由は2つです。一つ目は、舞台演出の人から2分間失敗しない事が大事だと言われ、自分の出来るトリックからメイク率が高いものだけを選んだので、バックバーナーやメイソン、バキシマスなどの派手なトリックを止めてしまった事です。もっと練習していれば自信を持って派手なトリックも入れれたのにと思います。
もう一つは、リハーサルで決まっていたバックタスティックが決まらなかった、バットバックフィートがピタッと止まらなかった、本気を出したけど僕の実力不足で結果が残せなかったからです。


Q5.今後の目標は?達成するために自分が大切だと思うことは?
A5.応援してくれるみんなに恩返しの意味も込めて、世界一になること‼️です。
そのために、もっと実力をつける!もっとパフォーマンス力を上げる!そして、自分にしかできないスラックラインをすることです。

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この遠征を終えたあと、東京・二子玉川で行われた「ギボン日本オープンスラックライン選手権大会」では見事日本最年少での優勝を飾った。 この結果を受けて、ドイツでのこの遠征が彼を強くした。そんな気にさせられながら、まだまだこの先には輝かしい未来があると確信した。

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